【レビュー】神崎正哉・TEX加藤『読解特急2スピード強化編』の内容・レビュー・おすすめの勉強法

『読解特急2スピード強化編』

タイトル TOEIC L&R TEST 読解特急2 スピード強化編
著者 神崎正哉・TEX加藤・Daniel Warriner
発売日 2018年2月
ジャンル TOEIC リーディング Part7
収録内容 Part7 90問
レベル 初級~

 

 

『読解特急2 スピード強化編』レイアウト

いつもどおりの特急シリーズと言う感じで、左に文章、右に設問3つ。なお、上の画像は読解特急1のもので、黄色の蛍光ペンは管理人が入れたものです。

 

『読解特急2 スピード強化編』レビュー

前回読解特急1の新版をやったので、その勢いで読解特急2も久しぶりに解き直してみました。

(読解特急1のレビューは以下)

【レビュー】神崎正哉・TEX加藤『読解特急』の内容・レビュー・おすすめの勉強法

 

まずちょっと最初に注意する部分があるのですが、読解特急1は新形式対応になるに際して問題を新しく追加していますが、この読解特急2はそれがなく、問題もそのままです。そのため、旧版の読解特急2を持っている人は新規に買い直す必要はない、ということです。

次は内容についてですが、本書は読解スピードを上げるためということでわかりやすいように、英文のボリュームをすべて一定にしているようです。そのため2設問や5設問などが含まれる本番に近いものではなく、すべてが3設問の問題30セットで90問、となっています。

ですのでスピード強化編として均質の問題を作ることにより、代わりに実践的な演習と言う部分を少し犠牲にしています。

 

で、個人的には本書でテーマにしているような読解スピードという点について、ちょっと疑問なところもあります。本書では目安として150wpmを基準にしていますが、そもそも実際に問題を解くときのことを考えれば、単に一通り読んで設問を解くという単純なものではなく、TOEICに慣れてなければ何度も設問と本文を行ったり来たりになりますし、解答のコツがわかっていれば、読む部分は最小限で解答できます

また、多くの人が回答に時間をかかるのは本書収録の3問セットではなく、5問セットのDP、TPです。

そう考えればTOEICのPart7で求められる処理能力とは単に早く英文を読み進めるというものではなく、回答根拠や、TOEIC的に「クサイ」場所を見分ける能力がかなり重要と言えるでしょう。

闇雲に早く読むことを目指すよりもそういうパターンを身に着けていくことのほうが、TOEICの得点を稼ぐためには重要です。

もちろん早く読めるに越したことはないので、この本が間違っている!とかではなく、この本だけを繰り返しwpm150になった!これで安心!のように思ったりしなければ良いと思います。

 

と、すこし速読に関しては思うところを書いてしまいましたが、本書は内容としては易しめでクオリティも高く、Part7問題集としておすすめできるものになっています。

とくに、3問SPだけを集めて、すべて見開きに収めているために勉強もしやすいし、DPやTPになると疲れるからやる気があまり出ない…なんて人もサクッと演習ができる点も◎ですね。

 

『読解特急2 スピード強化編』ネット上の評判

 

 

『読解特急2 スピード強化編』のおすすめの勉強法

読解特急1が増補改訂されたこともあり、問題の難易度は読解特急1>読解特急2となってしまい、特に初心者の方は、読解特急シリーズをやるなら1より先に2をやっていいと思います。

 

そして勉強の仕方ですが、問題集なのでまず、なにはともあれ一周解きましょう。特に初心者の方であれば一気にやる必要はありません。1セットずつ着実に進め、まずは一冊問題集を終わらせた達成感を味わいましょう。

解説をよく読むことはもちろんですが、できれば解説で語られていない「ここが間違い選択肢の引っ掛けだな」みたいな部分なども考え、問題文と設問・選択肢の対応関係を把握すると良いと思います。

語注に関してはわからないものは覚えたほうが良いですが、他に単語集をやっているならそっちで調べるというやり方でも問題ありません。リスニングにまだ慣れていない人はアプリなどで音声を入手して聴き、音読などもいいと思います。

2周め・3周めなどは流石にすぐにやると答えを覚えている状態だと思うので、別の本をやっているあいだにしばらく寝かせてからが良いでしょう。

 

神崎正哉・TEX加藤『読解特急2』

821
7.5

難易度

7.0/10

頻出度

7.5/10

ボリューム

7.0/10

価格

8.0/10

総合評価

8.0/10

Pros

  • シンプルで質の高い問題
  • 速読練習用の工夫

Cons

  • 3問セットばかりで少し物足りない
  • ボリュームが少なめ