『新TOEIC TEST ドリーム特急』
タイトル | 新TOEIC TEST ドリーム特急 全パート実戦対策 |
著者 | ↑のリンク参照、特急シリーズオールスター! |
発売日 | 2014年4月 |
ジャンル | TOEIC 全パート対策 |
収録内容 | TOEIC 全パート118問(旧形式) |
レベル | 初中級 |
『新TOEIC TEST ドリーム特急』 レイアウト
問題は一問一答式ではなく、パートごとに全問題→全解答という流れ。ミニ模試的なイメージをするとわかりやすいです。
また↑のように、各パートごとに対談形式で問われる場所、必要な勉強など、攻略TIPSが記載されています。
『新TOEIC TEST ドリーム特急』 レビュー
もはやTOEIC問題集の定番となった特急シリーズの記念碑的作品。シリーズ著者が一堂に会し、各パートを解説してくれるという、なんというか「仮面ライダー大集合」とか「スーパーロボット大戦」みたいなノリの一冊です。
TOEICマニアには感涙モノですけど、一般の人にとってはドリームって何なんだよ!みたいになる危険性もw
さて、本書の内容としては全パート対策ということで、各パートごとにそれぞれミニ模試的な問題が収録され、各講師が解説をするというパターンになっています。
問題のレベルは流石にこういう本だけあってひねって作ってあるものもありますが、基本的には本試験に頻出の標準レベル。マニア向けに難問ばかりという感じではないですね。
上にも画像を掲載しましたが、各パートごとの攻略対談みたいなのが面白く、特にTOEICをまだ良く知らない人には参考になることが多いのではないかと思います。
そういう意味では本書は企画自体はマニア向けと言う感じですが、内容はTOEIC初級~中級の人に役に立つものになっています。とくに全体を俯瞰してみたい人にとっては便利(ただし、旧型式試験の本なので、現在ではすべてを網羅しているとは言えないことに注意)。
問題はどれもパートごとに良い問題が揃っていますが、TEX加藤さんがブログでも書いている通り、→http://texkatotoeic422.blog33.fc2.com/blog-entry-1128.html
加藤優先生が担当したPart5が特におすすめ。フルセット40問ありますし、頻出パターンを抑えています。
全体では問題数118問と、少々物足りなさを感じますが(特にPart7の13問はかなり少ないと感じる)、あくまで「お祭り企画」的な本であることを思えばしょうがないかなと言う気もしますね。
おそらく手間などを考えるとこのドリーム特急は新形式対応が出なそうな雰囲気があるので、興味がある人は気にせずこの旧型式版をやってしまっていいと思います。
いろんな講師の方に執筆してもらうなどの調整・編集の手間にもかかわらずお値段もいつもどおりの特急シリーズですし、これは特急シリーズに関わる皆さんの愛がなければ実現しなかった本でしょう。
そういう意味でも、是非皆さんに手に取ってみてほしいと思います。
『新TOEIC TEST ドリーム特急』のおすすめの勉強法
初心者の方は、TOEICのパート別に、どういうものなんだ、どういう能力が求められているかということがわかる対談部分は必ずチェック。
問題自体は少ないですから、初心者の方でも頑張ればそんなに時間をかからずに一冊終えることができると思います。
本書でパートごとの特性を掴んだら、あとは自分が足りないであろうパートの対策などに入りましょう。
網羅性は低いので、あまり何周も完璧にする本でもないと思いますが、全パートを取り扱っているので、模試の感覚でたまに一冊通して復習するという使い方が一番効率がいいと思います。