『英文読解入門基本はここだ!』の内容・構成
タイトル | 英文読解入門基本はここだ! |
著者 | 西きょうじ |
発売日 | 2005年5月 |
ジャンル | 大学受験 英文読解・構文参考書 |
収録内容 | 短文例題+構文解説 |
対象レベル | 大学受験基礎・センター対策 |
『英文読解入門基本はここだ!』レイアウト
「主語と動詞」「準動詞と句」「動詞の型」など、テーマ別に沿った短い例文が提示されて、それを詳しく解説していくという流れ。最初から最後まですべて1文の例題で構成されているのが特徴。
『英文読解入門基本はここだ!』レビュー
先にレビューをしてしまいましたが、前回取り上げた『ポレポレ50』の姉妹作。
西きょうじ『ポレポレ英文読解プロセス50』の内容・レビュー・おすすめの勉強法
ただし、『基本はここだ!』のほうがだいぶレベルとしては基礎的なものになります。
上のレイアウトの部分でも触れましたが、まず例題が全て1文の英文なので、英語に読み慣れていない入門レベルの学生でも、苦痛を感じずに学習できるところが大きい。また、本を持ってみればわかりますがページ数が少ないのでコスパ良く勉強できるし、初学者もへこたれずに一冊やり通せるでしょう。
目次わけも文法事項別になっているので、基本的な英文の形から徐々に倒置など特殊なものが順を追って理解できるようになっています。
レベルとしては基礎レベルということですが、最低限の英文法事項知識は必要であるので、まずはその辺の理解があやふやな人は入門的な英文の参考書で、流し読みでいいので把握しておくといいでしょう。あとはこの参考書を進めながら、わからない所があれば引きなおすようにすればOK。
これ1冊を終えると、単語や熟語などを考慮しなければ簡単な英文はほぼ読めるようになると思いますが、どうしても英文の読み込み量はこれだけでは足りないと思います。
あくまでもこの本は「構文の基礎パターン」を学習するものと割り切り、ここで得た知識で実際の英文を読んで英語に慣れる必要はありますので、注意しましょう。
『英文読解入門基本はここだ!』ネット上の評判
英語全く出来ないやつはいきなりネクステとかじゃなくて大岩と基本はここだ挟むのが定番なのか
— 奏者 (@maemae533) 2018年5月31日
英単語が分かるのになぜか英文が読めない…そんな人は西きょうじ先生の『基本はここだ!』を勉強しよう。英文法を読解に運用できる思考回路が習得できる超良書。
— よなたん@HERO ACADEMY (@HeroacademyJP) 2018年5月29日
英文解釈のおすすめ参考書は「基本はここだ!」と「ポレポレ」。京大志望者は「透視図」もおすすめ。
— ネクスタ 東大生のweb家庭教師 (@Next__gs) 2018年5月12日
『英文読解入門基本はここだ!』のおすすめの勉強法
分量が少ないので、とにかく繰り返して、理解できないところをなくすことが一番。厚い本だとそうは言っても難しいというのは多いだろうけど、これくらいの薄さならもうやれなきゃどうしょうもない!というくらい気合を入れて、一冊をマスターすべし。
途中で文法事項がわからないところがあったときにはフォレストでも○○の英文法入門的な本でもいいのできっちり参照すること。できれば音読も、短いものなのでコツコツやっていこう。
そして重要なのはこの本をやった後ポレポレに手を出して心が折れないこと(笑)。レベルはかなり違うので、別の英文解釈/構文系の本を挟むことをおすすめします。