【レビュー】ヒロ前田『究極のゼミ Part 7』の内容・評判・おすすめの勉強法

『究極のゼミ Part7』

タイトル TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 7
著者 ヒロ前田
発売日 2017年5月
ジャンル TOEICリーディング Part7
収録内容 解法解説・練習問題・ミニ模試2セット
レベル 中級~

 

『究極のゼミ』Part7 レイアウト

(※画像はPart7旧版なので注意)『究極のゼミ』シリーズは、全編を通してこのような対話形式になっています。問題の解説部分は普通の解説+プチ対話という感じ。

 

『究極のゼミ Part7』レビュー

新形式に対応するために改定された『究極のゼミ』シリーズです。僕は旧形式のものをやったことがあったのですが、英語やりなおしをしていることもあるのでレビューにあたって全部やり直しました。

パート2&1と3&4のレビューは以下の記事に書いています。

>>【レビュー】ヒロ前田『究極のゼミ Part 2&1』『究極のゼミ Part 3&4』

 

 

今回は好き嫌いが分かれるPart7。時計に追われ塗り絵することがトラウマになっている人も多いのではないでしょうか。

この究極のゼミPart7は、そういう人の力になってくれるはずです。

 

究極のゼミのリスニングパートは僕個人としての評価はかなり高かったですが、今回のこれも同様。

Part7の問題集、参考書って世の中に結構ありますが、ここまで解説が詳しいのはなかなか無いんですよね。特にゼミパートで問題作成のパターン(パラフレーズや両文書参照など)を学習してから実際のPart7に取り組むと、「種明かし」のような感じで問題のカラクリが見えてきます

本書で取り扱っているパターンは以下。

  • ピンポイント型
  • 文脈型
  • 選択肢照合型
  • ピンポイントのNOT型
  • 選択肢照合のNOT型
  • 位置選択問題
  • 同義語問題
  • 意図問題
  • 不正解の見抜き方
  • パラフレーズ
  • 情報分散型
  • DPの2文書参照型
  • TPの2文書参照型
  • 定型パターンの文書

 

魅力的な分類が並んでいますが、といってもこれは本書がなにか特殊な解法をとっているわけではなく、大学受験などで現代文が得意な人は普通に身に着けているテクニックだったりします。

僕はTOEICのPart7というのは、英文が平易なこともあり、英語を使った現代文のテストのようなものだと思っています。現代文って日本語で書かれた問題だけど、日本語ネイティブの僕らが余裕で満点取れるものでもないですよね。

TOEICも引っ掛けがうまく作ってあると、日本語訳を読んで回答していても間違ってしまったり、ネイティブ並みに英文を読める人でも誤読してしまったりします。

 

受験生時代に現代文が得意だった人はPart7はかなり有利だと感じていますが、そういう人ばかりではありません。

英語の実力は上がっているはずなのにどうしてもPart7で間違いが頻発してしまう…と言う人は、回り道で現代文の参考書なんかをやるのもありですが、やはりモチベはいまいち上がらない人が多いです。

 

その中で出てきたこの究極のゼミは、そういう現代文的というか、パズル的なパターンの仕組みをTOEIC本として解説しているので、この本の出現で救われる人が多いのではないでしょうか。

 

英文の読み方などについては解説がないので、まず文章を読むのが辛いという初級者の方は別の本での学習が先なので、中級者以上向き。

TOEICの英文は構文も取れるし意味もわかる、単語もわかるのになぜか間違ってしまう…というような人はぜひ一度本書を手にとって見ると良いでしょう。

演習量としても、練習問題で約150問、54問のミニ模試が2セットと多めで、コスパも悪くないです。一冊やるには結構な時間がかかると思いますが、頑張ってやりきりましょう。

 

音声無料DL

語学のオトモ ALCO[アルコ](アルク)

語学のオトモ ALCO[アルコ](アルク)
開発元:ALC PRESS, INC.
無料
posted withアプリーチ

Part7についても、アルクの公式アプリALCOで音声の無料DLが可能。音読などで復習する方にはとても便利です。

『究極のゼミ Part 7』ネット上の評判

 

 

『究極のゼミ Part 7』のおすすめの勉強法

基本的にはゼミパートで問題の仕組みを学び、例題やトレーニングも解き、じっくり一冊をやり込むのが良いでしょう。この時におすすめなのは、時間無制限で納得行くまで考えること。

普通のPart7演習なら時間をはかって解くのも本番の練習としていいですが、このような設問の仕組みを学ぶ参考書であれば、雑に早く解いてしまうよりは、単語を調べたりもありでじっくりと取り組み、全問正解を目指すというやり方もあり。

それでも間違ってしまうところは出てくるはずなので、その分だけ引っかかったパターンが強烈に記憶に残ります。

 

上級者は、ゼミパートは気になる部分だけ読み、「トレーニング」は飛ばしてしまって、問題形式がPart7になっている例題と練習問題、ミニ模試だけやるのもいいでしょう。上級者にとっては簡単な問題が多めとは思いますが、作りこんである問題も散りばめられているので、演習していて楽しいものになっています。

ヒロ前田『究極のゼミ』Part7

972円~2376円
8.7

難易度

7.5/10

頻出度

9.0/10

ボリューム

9.0/10

価格

9.0/10

総合評価

9.0/10

Pros

  • 対話形式でわかりやすい解説
  • Part7の設問パターンを網羅
  • 音声無料DL
  • Kindle版が安い

Cons

  • 対話形式が苦手な人は不向き
  • 上級者には少し物足りないかも